4月5日~4月11日 怠惰・迷い道・愛の在る場所

4/5 月曜日

天気はいいのに最近どうも出かけるのが億劫だ。家で土葬の本を読む。

夕方さすがにこれじゃもったいないと散歩へ。遠くへは行かず近所の眺めのいい所をうろちょろする。ブドウ味のチェリオを買って、高台にあるお墓から町を見下ろす。今日は風が冷たい。

 

4/6 火曜日

もう新緑の季節に移り替わりつつある。しかしなかなか仕事が見つからない。そろそろなんとかしたいナァ。

午前中は練習。昼から快活クラブへ。新メニューの麻婆豆腐炒飯がアホの考えた料理っぽくて気になるので食べてみた。その名の通り、カレーライスのごとく炒飯に麻婆豆腐がかかったもの。味が濃くて量が少なかった。物足りんのでフライドポテト追加しそうになったが我慢した。漫画読んで昼寝してたら夢の中でも快活クラブにいた。なんだかナァ・・・。

夕方になって外に出たら雨が降っていた。

 

4/7 水曜日

二時半に目が覚めて5時過ぎまで寝られず、なんとか寝なおして7時に起きた。

朝、知人と連絡の行き違いがあったが何とかなった。

 

4/8 木曜日

9時半頃家を出て散歩。武庫川を渡って171まで下りて東へ。軍行橋を渡り、伊丹空港には行かずに空港線に出る。24時間営業のでかい王将に入ると順番待ちが出ているわりに席は空いていた。瓶ビールと油淋鶏のお昼。

さらに空港線を南下してインターにさしかかる。道が錯綜している。歩道橋に「このさき高速道路です。たちいりしないでください」と書かれた看板で通せんぼがしてある。しかし反対側に回ると何もなく上れるようになっている。なんだろうと不思議に思い、階段を登って歩道橋を渡り、なぞの歩道を少し歩くと料金所のブースがある所に出た。傍らには高速道路の事務所とトイレがある。誰もやってくる気配はないが、高速道路内であることは明らかなので怒られないうちに退散。トイレは一応借りておいた。誰のためのトイレかはよくわからないが、男女ひとつずつのあまり他で見かけないタイプの大きなブースで古びているがちゃんと清掃されていた。

元の場所に戻って、さてどこまで歩こうか迷うがとりあえずかの有名な五色の湯まで行ってみる。歩道の横に八重桜が咲いている。この前夕刻に見た八重桜はぼわんと浮かんでいるみたいだったが真昼間の陽射しの中で見るとしっかりと重たげにぶら下がっていた。

五色の湯はさすが日本一の銭湯、平日昼間だが人の出入りが多い。店内のうどん屋も気になるしいつかは訪れなくてはなるまい。思ったより小さい建物であった。

空港線を西に渡る。阪急神戸線の線路が意外と近い。駅だと園田あたりか。工場と住宅が入り混じっている。北西に進路をとり、利倉橋を渡ると橋の架け替え工事が行われており、暇そうな爺さんが2,3人橋の上から工事を眺めている。仮設、あるいは古い鉄骨橋げたを解体撤去しているようだ。ハーネスをつけた作業員が二人橋げたに登り、溶断したりロープをかけたりしている。私も工事を見ていると他にも通りがかりの人が入れ代わり立ち代わり見て行ってた。皆けっこう暇なのかもしれない。切断作業が終わり、切り取られた橋げたをクレーンで吊って下におろし、さらに分解している。昔から人が作業しているのを見るのが好きだ。いつまでも見ていられそうだがきりがないので、あのコの字鋼切り終わったら行こうかなと思いながらガストーチで溶断している様子を眺めていると警備風の男性があまり見つめていると目に悪いですよ、工事にご興味おありですかと話しかけてきた。突然だったのでびっくりして「フヒッ、イヤそのすごいなって・・ア、その、ごご苦労様です、完成楽しみででですねフヒュww」みたいな感じで返答してこれをきっかけに立ち去った。明日もやってるからよかったら見に来てくださいとか言われた。あまり暇ばっかりしてるのも良くないかもしれない。

園田競馬場の前を通過。もう五時をまわり、ギャンブルおじ達も解散しているようだった。裏道を歩くと脇のドブにおびただしい数の馬券が捨てられていた。民度w

園田競馬場の周りは川が多くて、考えなしに歩いてると行き止まりの中州みたいな場所に迷い込んでしまったりする。阪神間は単純な地形だがこのあたりは迷わずに歩けたことがない。橋が架かってる場所を把握してないととんでもない遠回りをする破目になったりする。

だんだん日が翳ってくる。北上して伊丹の町にたどり着く。お腹が空いてきたので鳥貴族に寄っていく。キャベツと串三種類くらい頼んだがなんかタレが水っぽい気がした。外に出てJRの駅まで歩く。伊丹はコンパクトさがいい。帰りに大阪王の前を通るとお客さんが相変わらずいっぱい来てて安心した。

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4/9 金曜日

朝目が覚めたら頭が痛い。薬飲んで午前中は寝て終わる。昼にサッポロ一番醤油を食べたがあまり良くならない。午後もほとんど横になって養生。

夜のレッスンは行った。先生に服を褒められた。

 

4/10 土曜日

エリザベートのガラコンに行く。豊崎のタイムズに車を停める。いつも都会では曲がるタイミングを逃したりしてややこしくなるけど一発で行けてよかった。

久しぶりの梅芸、久しぶりの生オケで大満足。エリザの音楽の力というのは本当に凄くて、何度鑑賞しても新鮮な聴こえ方をする。不協和音に感情を持って行かれる独特の感じ。優美さと、計算されつくした歪み。何度観たかわからない演目だというのに、今日もまた底知れぬ深みに捕らわれて行くような気持ちになる。

それになんといっても、演者もスタッフも皆がエリザベートという作品を大切にしていて、その思いの深さが伝わってくる舞台だった。天真みちるさんがカーテンコールのときに仲間を見やる優しいまなざしが現役時代から全く変わってなくて、この世でめったに出会えない美しいものがそこに有った。

終演後劇場の外に出ると結構寒い。駐車場に戻り清算、昼間最大料金660円+夜間料金(30分?)220円で880円。やっすいなあ。大通り沿いで停めやすいのにこの値段は謎だ。ちなみに道渡った向かいのパーキングは最大料金1200円だった。

帰りは環状線を軽く流して阪神高速から帰った。暴走行為はしていない。

 

4/11 日曜日

花組大劇場公演観劇。この公演から大劇場のオーケストラ演奏が復活で、開演前にオケピでプォ~~とか音出してるの聞こえてきてめっちゃ嬉しくなる。やはり観劇はこの高揚感がほしい。

お芝居は悪くないんだけど、ワイの頭が悪いのか話の流れとキャラクターの心情がいまいち絡んでこないところがあった。政治の話は難しいね。3回くらい見たら面白くなるのかも知れない。

ショーは主要メンバーにダンサーが多いので見応えがある。スーツの群舞で瀬戸かずやさんが大階段の真ん中を下りてきたときは格好良すぎて手が震えた。どのスターさんもそれぞれ素晴らしくて皆大好きなんだけど、やはり今一番花組の男役らしさが凝縮されていて「濃い」のは瀬戸さんだと思う。ご卒業とは淋しい限りだ。

3月29日~4月4日 春の丹波篠山週間

3/29 月曜日

雨も上がったので篠山の御岳・小金ヶ岳へ。陽が差し始めるのを待っての遅い出発。

大たわ峠の駐車場に停めてまずは御岳へ。階段の登りが延々続き、上を見上げると心が折れそうになるがひたすら登る。なるべく上を見ないようにして。

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階段はきついが道は明るく開けていて鳥の声が賑やかだ。やっとのことで階段が終わったと思ったら鎖の垂れた岩場が出てくる。特に問題なくこなし、少し登ればコンクリで補強された祠がある(堅牢すぎて牢屋のようにも見えるけどそれは言ってはいけない)。修験の山ゆえ、祀られているのは不動明王役行者だと思うが、ここの石像は不思議なくらい生々しく、意志が宿っているかのような顔がこっちを睨んでいるように思えてぞくっとした。

山頂を踏んで引き返す。麓の集落の道路に車が走っているのが米粒みたいに見える。人の生活を少し離れて眺めるのは面白い。これは低山にしかない楽しみだ。あたりを見回せば登山道沿いの馬酔木の白い花が満開になっている。

長い長い階段は下りもつらい。膝に疲労を溜めながらなんとか下りる。ストックを車に置いてきてしまったことを後悔。

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駐車場のトイレに寄ったら次は小金ヶ岳だ。登り口のところにアスレチック施設が出来ていて、人が木から木へ渡り歩いたり空中を飛んだりしている。安全ネットも無いのにあんまり高いところに人がいてぎょっとしたが、常時ハーネスを装着して遊ぶスタイルのようだ。えらいもんができたなあ。

植林帯を抜けて明るい自然林を少し歩いたら鎖場が連続しだす。といってもどれも傾斜がゆるいので高度感がなく、手足の置き場も豊富で怖い思いをせずに登れる。鎖を使わない方が楽に登れる気がするような、しないような。でもやはり鎖を持った方が安定するような、しないような。

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そんなに広くない山頂へ着き、今日は魔法瓶のお湯でカップヌードルチリトマトを頂く。空気が霞んで遠望は効かないが西紀のあたりは良く見える。うっすらと見えているのは福知山市街だろうか。ぽかぽか暖かくて静かで眠くなってくる。ずっと居たくなる・・・。

しばらくのんびりしたのち下り始める。登りと同じく鎖場もそう苦労せず下りられた。一人の男性とすれちがう。アスレチック客以外で他に人は見かけなかった。下りは本当にあっという間、30分ほどで降りてきてしまった。アスレチックの係員が客にハーネスの説明をしているのを横で見学し、受付で値段表を見ると結構な値段でびっくりした。思い切って入ってみれば面白いだろうだが、私は山で遊ばせてもらえば充分なような。

一応アスレチックのパンフレットをもらい、来た道と同じ道を通って市街地へ戻る。篠山城の前を通ったらもう桜が満開近くになっていた。直売所で水菜とふきのとう味噌を買って帰った。

 

3/30 火曜日

昨日買った水菜がうまい。刻んで汁物に浮かべたり、納豆と和えたりして食べる。

午前中甲山の麓を散歩。山桜にミツバツツジが盛りを迎えている。足元にスミレの群落を発見。スミレにも赤色がかった紫色のものや青紫色のもの、花の真ん中が白いもの、花の小さいのに大きなの、葉っぱの形も色々な種類があって楽しい。

夕方は家の近くの桜が咲いているところを巡った。

 

3/31 水曜日

花見がてら名塩の町をぐるっと車で走った。このニュータウンの桜並木はなかなか綺麗なのだ。やはり桜目当てでうろうろしてる人が多い。交通量が少ないので路肩に車を停めて写真を撮ったり花に見入っている人もいる。

 

4/1 木曜日

JR南矢代で降りて真南条川沿いの桜を見ながら歩く。桜は今がまさに満開で、少し風が強いが人がほとんどいなくて最高だ。風の音と木がざわざわいう音と鳥の声しかしない。タンポポもいろんな種類のが咲いている。西洋タンポポ、日本タンポポ。それにぺんぺん草にほとけのざシロツメクサ忘れな草、おおいぬふぐり、蓮華、etc,etc・・。野山の植物をもっと見分けられるようになりたいと思っているがなかなか覚えられない。川を少し離れどこかの神社か寺にでもつながっている道なのだろうか、石を積み上げた素朴な灯篭があった。

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農村の家や畑の間をぬう細い道からデカンショ街道に合流する。大きなため池があると思ったら養殖池のようだ。覗きこんでも魚は見当たらなかった。

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北側の低い山が途切れて市街地方面へ北上。途中小さな神社があったが、ここの境内は広くないのに巨木が何本もあって凄かった。全く観光的な匂いもせず案内の類もなく、(御祭神すらわからんがこれは私がちゃんと見ていない可能性が高い)一体樹齢何年なのかもわからないが圧倒されてしまった。

篠山城跡にも顔を出しておこうかと思ったが、今日はなんとなく何もないところへ行きたかったのでパス。田んぼ、畑、小川を眺めながら引き続き田舎道をてくてく歩く。別にいわゆる田舎暮らしなんかはしたくないんだけど、篠山の家賃の安いアパートに住んだらどうだろうとよく考える。篠山口の駅に近い物件なら大阪まで一時間半だし、コンビニもドラッグストアもある。食糧は直売所があるし外食ならいつものうどん屋、王将、すき屋マクドなどある。

14時過ぎいつもの直売所の向かいにある王将へ。なんと入り口の検温で37.5℃を叩き出してしまう。画面が赤くなってピーとか言われて、逃げるように一旦外へ出てクールダウンしてもっかい測ったら36.5℃になった。めんどくせえ。前から思ってたが、熱あったら自分で気づくわ。とにかく瓶ビールとマーボ豆腐注文。ここのビールグラスはいつものと違って中途半端な大きさのコップだった。ちょっとペースが狂う。水はいつもので出てきたので店員さんに言っていつものを貰えばいつもので飲めると思うがそこまでのおこだわりは無い。ビールはすごくぬるかった。篠山暮らし計画、マイナス30ポイント。

店内のテレビでセンバツの決勝をやっている。ゲームは同点9回裏、打球が抜けた瞬間思わずあーっと声が出てしまって店で野球観て騒ぐとかおっさん過ぎると思った。

店を出て篠山川沿いで花見散歩再開。少し日が翳ったら桜の見え方も違ってくる。大島弓子さんが「桜は見ても見ても遠い感じがする」と書いていたのを思い出す。二人乗りのバイクが行ったり来たりしていた。なんか変な音がすると思ったらドローン飛ばしてる人がいた。丹南篠山口のインターまで歩き、業務スーパーに寄り道してから電車で帰った。

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4/2 金曜日

部屋の片づけをするがなかなかはかどらない。ついKindleタブレットに手が伸びる。

クローゼットも放置状態だしカバンの中身の棚卸やごみの取りまとめも終わらせたいののだが・・・。

夜レッスン。本番モードで踊ったら汗をかいた。

 

4/3 土曜日

なぜか出かける気がしない。桜もそろそろラストチャンスなのに。

ベランダのラナンキュラスアネモネが次々に咲いている。花の開いたものを切って花瓶に放り込む。花を愛でるというより栽培と収穫の楽しみを味わっているのかもしれない。

夕方散歩に出る。工業地帯の方まで行く。パチンコ屋の隣にグラウンドがあって、外周に八重桜が咲いていた。薄いピンクのと濃いピンクのがある。ぼわんとしたまるい花は重たげなのに重力に逆らって浮かんでいるように見える。すみっこで4つもお皿を並べて野良猫にごはんをあげている人がいた。

 

4/4 日曜日

朝から曇り、だんだん本降りの雨。

服の入れ替えなどする。晩方、ジャパンをパトロール。湯煎して容器から直接食べられるカレーがあったので山用にいいかなと買ってみた。

3月22日~3月28日 新しい日々・御池岳

3/22 月曜日

灯油ストーブを仕舞って、ユニクロで注文したのも届いたことだし冬服を少しだけ入れ替えた。

最近、鈴鹿の山に行きたいなと思っているので山と高原地図を出してきて見ると、今持っている地図は2013年版で結構古くなっていることに気づいた。山道なんてそうそう変わるもんじゃないけどそろそろ新しいの買おうかな。

 

3/23 火曜日

朝、旅行で休んだ分の振替レッスン。終わってから散歩、南へ歩く。ブックオフで100円のを何冊か購入。

王将で瓶ビールと、新商品のにんにく激盛り餃子。そんなにがっつりにんにく効いてるわけでもないが、大きめに刻まれたかけらが入っている。いつもの楕円のお皿じゃなくて真ん丸のお皿で出てきたのはサーブ間違いを防ぐためだろう。

尼崎市に入り、憧れの賃貸マンションコナビレッジを外から見学。もう築30年になるらしく少し古い感じはする。ベランダの広い部屋に一度住んでみたい。

大きな公園があるので中に入ってみる。桜の開花が随分進んでいて、花壇も花が一杯だ。人口の小川が拵えてあって鴨なんかが泳いでいる。芝生にも鳥が沢山歩いている。

武庫川を渡ってさらに南下しガーデンズへ。シンエヴァンゲリオン劇場版を観るためだ。チケットを買って少し時間があるので本屋で3冊買う。今日は本に対して財布のひもが緩い日だ。

映画はすごく良かった。あー、ついに終わったんだなと感無量になった。劇中の言葉で言えば「落とし前をつけた」。

4DMXは初めてで最初少し怖かったがすぐに慣れた。椅子がガタガタしたり水が飛んでくるのはいいんだけど、顔に風が吹き付けるのは好きになれない。それに3100円は少し高いナァ。

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3/24 水曜日

今日からエヴァが完結した世界を生きる。

 

3/25 木曜日

雨がしとしと降る。

NHKオンデマンドで庵野秀明の番組を見た。鶴巻監督にありがとうを言いたくなった。林原めぐみが一瞬レイの声のまま庵野に返事するというお宝シーンが見られた。

一か月見放題なので他の番組も見てみる。国道をトラックで走る番組を見たがタレントがうるさくて途中で切ってしまった。ドキュメント72時間も見る。タレントの出てこない番組は良い。タレントいらない。

午後は雨が止んだがやたら眠くてどこにも行かなかった。

 

3/26 金曜日

良い天気なので篠山までドライブ。一寸ぼうしでうどんを食べる。平日だが待ちが出ている。

いつもはテーブルの相席になることが多いが、今日はカウンター席なので店の人の仕事ぶりを眺めながら待つことが出来る。王将でもテーブルより厨房が見えるカウンターに座る方が好きだ。今日は前から気になっていたコロッケ定食を作る様子を見ることが出来た。

かなり待って頼んだえび天ぶっかけが出てくる。メインの海老二匹に加えて茄子、大葉、カボチャ、さつまいもが載っている豪華うどんだ。天ぷらは立体的に組み上げてあり槍の穂先のように聳え立っている。

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いつもながら美味いうどんを平らげて店を出ると肌寒く感じた。ここはデフォルトで麺が400gある大変に気前のいい店なので冷たいうどんを食べると少し冷えるのだ。

三田の藍本まで戻った時ふと気が向いて武庫川沿いに左折。ここの桜並木が大好きだがまだほとんど咲いていない。神社の近くに駐車場があるのを発見したので車を停めて少し歩くことにする。車外へ出るとこのあたりのウォーキングマップの案内板が出ている。しかしこのあたりでウォーキングしている人など見たことがない。というよりめったに歩いている人などいない。

川沿いに30分ほど歩いて引き返した。長閑な農村、低い山々、ゆったりと流れる川。穏やかな景色でなごむ。ずっと歩けば相野まで行けるが四ツ辻のセブンイレブンまでトイレがない問題があるのでウォーキングコースとしては流行らないと思う。いい所なんだけどね。

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3/27 土曜日

鈴鹿の御池岳に登るべく5時前に家を出て新名神四日市まで向かう。滋賀側から行った方が早いが、道が開通してるのかよくわからなかったのでHPで確認できた三重側から行くことにしたのだ。国道306に入ると滋賀ナンバーの対向車が走っている。どうやら滋賀側も通れたみたいだ。

駐車スペースはすでに満員で路肩にもぎゅうぎゅうに停まっている。トンネルの向こうの駐車場まで行くとまだ余裕があるのでこっちに停めることに。

トンネルを歩いて通過し、坂を下り20分ほどかかってコグルミ谷登山口から入山。広くて明るい谷を登っていく。このあたりは石灰岩質の山なので岩の様子なんかが独特である。白くて滑らかな岩は遠目では残雪のように見える。

長命水という水場があるはずだが枯れていたのか気づかず通り過ぎてしまう。コンスタントに登りが続くのでペースを作りやすい。谷筋を離れて峠に着く。ここから御池と反対方向に行けば藤原岳に行くことができる。

御池に向かって登りつづけ、緑色の美しいモスガーデンのような所に出る。ここはリスがたくさんいるらしく探している人がいる。まだ時間が早いので出てきてないと言っていたが岩の上に一匹いたらしい。目を凝らしたがどこにいるのかわからなかった。残念だがリス天国を後にして山頂を目指す。それにここで必死にならなくてもリスは自宅の裏山にもよくいるのだった。

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残雪の上を歩くがもう雪は柔らかくアイゼンなどは不要である。下りでも念のためストックがあれば大丈夫だと思う。足跡を辿っていくと一体どこに行くのか左にそれて行ってしまいそうになり、右でいいんだよと同じくらいのペースで歩いていた年配の男性に教えてもらう。

山頂に着き先程の紳士が写真を撮ってあげようと言うのでお願いし少し話す。御池は初めてだというと見どころを案内してくれると言う。彼は大垣市に住んでいて鈴鹿、霊仙、伊吹をローテーションしているそうだ。せっかくなので同行をお願いしてボタンブチの方に行く。紳士の背負っている使い込まれたザックがシブい。低山ではこういう単に軽装とは違う、自分に必要なものを熟知して持っているんだろうなという先輩達とよく出会う。

御池岳の山頂付近はだだっ広い地形が広がっていて散策が楽しめる。奥の平、天狗の鼻と案内してもらう。あれが綿向山とか、あの尾根に道があるとか、冬にこの谷に人が落ちて春まで見つからなかったとか教えてもらう。晴れていれば御嶽、乗鞍、白山はもちろんのこと槍穂高、恵那山の向こうに南アルプス、ごくまれに富士山まで見えるというが今日は低い位置に薄雲が流れて伊吹山すら見えない。曇っているわけではないが雲がひっきりなしに流れ込んできているようだ。すぐ近くの霊仙山だけはしっかりと見える。西南稜の急斜面が良く見えている。

メジャーな道で山頂に戻って鈴北岳に向かうこともできるが道なき道をたどってお池めぐりをすることもできるよと言うので是非行ってみましょうとなり歩き出すが、道なき道は最近流行りつつあるようでしっかりとした踏み跡ができており、池目当てで行きかう人も多かった。これには彼の紳士も驚いていた。池はどれも森の中にこじんまりとしていて、丸い輪郭が愛らしいと思った。山の上だがほっとするような、牧歌的な風景だ。

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夏になると笹が茂りだすらしいが、今は雪が解けたばかりなのでまだ枯れ笹が倒れて寝ていて非常に歩きやすい。鈴北岳の山頂が見える開けたところに出て、もう少し池めぐりで遊んで行くという紳士にお礼を言って別れ、すぐ近くに見えている鈴北岳に向かう。

時刻は11時過ぎ、山頂の手前で平らな地面に倒木があるのを見つけたのでこれをベンチにしてお昼を食べることにする。鶏ガラの棒ラーメンを調理。鈴鹿や霊仙はいつも強風で耳がちぎれそうになったり上着が飛ばされそうになったり難儀するイメージだが今日はそんなに風も強くなく過ごしやすい。

食べ終わって鈴北の山頂を通過し、鈴が岳ピストンに向かう。一旦下って登り返す。山頂付近は樹のない吹きさらしだが、このあたりは雰囲気の良い森が広がっている。植生の変化が多いのも鈴鹿の山の魅力だろう。下っている途中で福寿草の第一号を発見。登りに差し掛かるとあちこちに黄色い花が咲いている。冬枯れの斜面にぽつぽつと鮮やかな花を咲かせているのを見るとなんとも言えず嬉しくなる。

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登り返しはしんどそうだと思っていたが、あっちにもこっちにも福寿草、向こうにも大きな株が、と花を見て写真を撮ってとしているうちにあっという間に頂上に着いてしまった。鈴が岳山頂は程よく木に囲まれて平らで、こっちがランチ適地のようだ。石組みのようなものがあるのは何なのだろう?

山頂付近を散策してから鈴北岳に戻り、帰りは尾根道を下りる。傾斜もきつくなく平和な下りだ。向こうの山に猫耳鉄塔が並んでいるのが見える。御地蔵様のいる四叉路にさしかかり、本当は左に行くべきところを先行グループにつられて右に曲がってしまった。地図を確認すべきであった。道は細くざれた感じになりちょっと怖い。車を停めたトンネル西口に降りるはずが先程の失敗で東口に出てしまい、再び徒歩でトンネルを通って駐車場所まで戻るはめに。トンネルの壁を見ていると圧迫感でパニックを起こしそうになるので下を見て庵野監督のことを考えながら歩いた。

なんとか車に戻り、滋賀側に下って多賀大社に寄り道。夕方近いが結構な人出だ。枝垂桜が綺麗に咲いていた。

 

3/28 日曜日

一日雨なので家にいる。少し脚が張っている。

河野啓「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」を読む。栗城さんの登山はよく自殺行為だと言われていたが、むしろ一種の自死だったのではないか、という話。

3月15日~3月21日 花と里山

3/15 月曜日

晴天。昨日夜帰ってきたのでよく見ていなかったが、青いアネモネと青紫のムスカリがたくさん開いている。旅行中放置してたけどしおれてなくて良かった。一日雨が降ったので水切れにならず済んだのだ。何本か切って部屋に飾る。

洗濯したり日記を書いたり、一日家で過ごす。

 

3/16 火曜日

午前中甲山のふもとでお茶。ミックスジュース飲んだ。季節の果物を使っているので時期によってメロンだったりキウイが入っていたりする。今日は苺。ピンク色で可愛かった。

午後、吉川にていつもの卵とほうれん草を購入。

 

3/17 水曜日

昼前から少し出かけて帰りに王将でキムチ炒飯とジャストサイズの麻婆豆腐を食べた。

轟悠さんが退団するとのニュースが入って来て驚天動地。轟さんのいない宝塚なんて考えられない。とにかく圧倒的で、同じ人間とは思えなくて、もはや技量とか容姿といった尺度では語りきれない人。もし、日本で最もセクシーな男性はと聞かれたら轟悠と答えるだろう。

 

3/18 木曜日

1月まで通っていた職業訓練校からお呼び出し。私がいつまでたっても就職しないから面談です。

8時過ぎだるいので車でゴー。阪神高速、生田川までは渋滞してたがそれは想定内で、ちょうどいい時間に着けた。就活状況について話す、といってもこれといった話は無いのだが。一件斡旋できる仕事があると言われたが勤務地が遠いので断ってしまった。

10時前にさくっと終わって、ついでに近くのスパイス屋さんでカレー粉を買って帰りたかったのだがお店が開くのが12時なので諦める。長田から北に向かってドライブ。淡河まで行って道の駅で黄色いチューリップと菊芋を買って帰る。帰り道、ピンク色の早咲きの桜が咲いていてとても綺麗だった。

 

3/19 金曜日

西谷自然の森公園へ。行く途中桜が開いているのを見かけた。

公園について車を停め、散歩以上ハイキング未満のぶらぶら歩き。コバノミツバツツジが咲き始め、隣の山には白いコブシが光るように咲いている。今年は花が早いかもしれない。園内の尾根道を一周するように歩いて竜王山まで行く。祠のある山頂に着くと反対側に灯篭がある。本来の参道は北側にあるようだ。地形図を見ても登り口がはっきりとはわからない。要調査。

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スタスタ歩き去るだけなのも芸がないと思いベンチで文庫本を読む。少しまぶしいが静かでいい。

正午頃公園を後にする。今度はバスで来て山と言わず里と言わず好き勝手に歩き回るのもいいなと思っていると、バス停にこの路線は3月31日をもって廃止になるとの張り紙を発見してしまう。確かにバスが走ってるのをしばしば見かけることはあったがほとんどいつも空気輸送だった・・・。前述の計画を実行しようとすると財布をはたいてタクシーを利用しなければならない・・・。

三田の天一で初めてのあっさりを頼む。こってりだと麺のクセのある味が気になるがあっさりだとそうでもなかった。

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前から気になっていた卵かけごはんの店併設の卵の直売所に寄る。いつも行く吉川と同じものも置いてあったのでふーん、流通。と思った。いつもとは違うと思われる卵を買ってみた。食べ比べしてみよう。

家に帰って、庭に咲いてるチューリップやアネモネを切って花瓶に入れる。昨日の黄色いチューリップは買ったときは蕾が固く閉じていたがもうだいぶ開いている。それにしても華道や生け花というのはよくわからない。構図を取るバランス感覚があれば花を生けるのなんて誰でもできるのではないかと思う。道だの流だのと威張るほどのことなのだろうか。

 

3/20  土曜日

今日も西谷自然の森公園に行く。昨日とは違うコースを歩きたいからだ。

昨日はこの公園の王道メインルートともいえる周回コースだが、今日は西の谷の方へ行く。農村風景を模した景観が広がっていて宝塚のプチトリアノンというしょうもないキャッチコピーを思いついてしまう。まあわざわざイチから拵えたのではなく耕作放棄地を活用したのだと思うが。

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東屋には犬の散歩に来た人が集っている。さらに先に進むとトラロープで通せんぼがしてあるが、その向こうに「←布見ヶ岳 清瀬橋→」と書かれた道しるべのビニールテープがある。

布見ヶ岳目指して登ってみることにする。なかなか急で登りがいがある。傾斜が緩やかになり道が来たと南に分かれているので北に方向を取る。木々の間から千苅の湖面、羽束山の特徴的な山容が間近に見える。やがて小さな祠のあるピークに行き着いた。この祠も昨日の竜王山と同じく北を向いている。先に道は見当たらず、地形図で確認すると山頂は南側のピークのようなので戻ることにする。

分岐まで引き返して南に進み、またもや急坂を登りきると三角点のある山頂に着いた。古びた山名板がある。
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 さらに南方向に道があるようなのでそっちに行くことにする。山頂直下は滑りやすい激下りで木に掴まって降りる。五分ほどで谷と出合い、やや道が分かりずらくなるもすぐに暗い森から脱出した。出口には猪除けのゲートがあり、針金を外して外に出ると田んぼとため池があった。大岩が岳周辺まで含めた手作りの地図が貼られていたので参考にさせていただこうと写真に残しておいた。

自然豊かな農村風景を満喫していると急にビッグマックが食べたくなったので帰りにマクドナルドに寄ったらすごい台数の車が押し寄せていて店員が交通整理をしたり外で注文を聞いたりしていた。特集メニューのてりたまはそんなに人気があるのか、なんか激安クーポンでも撒かれたのだろうか。

 

3/21 日曜日

本降りの雨が一日続く。この雨が上がって気温が上がればいよいよ本格的な春になるんだろうなと思う。鈴鹿や大峰の山が良い時期になるなあ。

3月11日~3月14日 春の18きっぷ旅 中国・山陰

 3/11 木曜日

朝だるかったので始発はあきらめ、思い切って遅い出発。朝8:30頃に出る。

18きっぷで西へ。尼崎で乗り換え、姫路で岡山行きに乗り換えのお決まりのコース。

姫路~岡山間はだいたいいつも混んでいる。姫路の人が何の用があって岡山に向かうのかいつも考えてるけどわからない。

岡山で糸崎行きに乗り換え、笠岡で笠岡ラーメン食べるか尾道まで行って尾道ラーメン食べるか迷うが尾道に行くことにする。

尾道は今若者に大受けしているらしく、男子も女子も二、三人で連れだって歩いている。一人で来てるのはあまりいない。商店街の洋菓子屋にどえらい行列が出来ていたがなにか珍しい物でも売ってるのだろうか。

適当に目についた尾道ラーメンの店に入って食券で注文する。えらい早く出てきてびっくりした。オヤジに粉胡椒を入れろと言われる。後で気が向いたら入れればいいのでそのままスープを飲もうとするともう一回粉胡椒を入れろと言われたので、言うことを聞いて入れたら安心したような顔をしていた。ラーメンは粉胡椒がよく合うあっさり味で悪くなかった。もやしが細もやしなのが気に入った。特徴的なのは背脂で、ここのは天かすぐらいでかいのが入っていて噛みしめると甘い味がするのだった。

とりあえず線路を山方向に渡って町を歩き回る。他に尾道の楽しみ方を知らない。寺巡りコースは石畳が整備されてわかりやすくなっているが無視して好きに歩く。行き止まりに合う。振り返れば向島の造船所が良く見える。海というのは必ずしも広くない。

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景色を見ながら坂を登って大きな寺に着いたら広場のようなところがあり、濃いピンクの桜が咲いている。若者がようけ居てる。「おめーヤニ吸ってんだろ」「変な虫がいる」「あー猫ォ」

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本殿の横の石鎚山に登ってみる。鎖の形状が愛媛の本物の石鎚の鎖場と同じで面白かった。眺めも満喫したことだしそのままずっと下って駅に戻り、三原へ。広島へは山陽本線で行った方が乗りつぎもスムーズで早いのだが海沿いを走る呉線に惹かれる。急ぐ旅でもなし、三原駅で乗り換えて呉線乗車。車窓からしまなみ海道が見える。駅のすぐそばに造船所やプラントがあり、神戸ともまた違った港湾風景を満喫。

すっかり暗くなって広島に着き、コンビニ飯と酒類を購入してホテルにチェックイン。なんてことのないビジネスホテルなのだが、設計がいけていた。部屋自体は広くないのだけど玄関やバスといった広くとってほしい部分にゆとりがあってすごく使いやすいのだ。建物も新築なのかピカピカだし、冷蔵庫もよく冷える。次来ることがあったらまたここにしよう。

晩酌しながら普段は観ないテレビをつけると震災の特集番組をやっている。今日で10年が経ったのだ。少しだけ見たが津波の映像が流れてきたら怖いのですぐに消した。

 

3/12 金曜日

広島駅の驛麺屋でがんす天うどん。がんす天とは聞き慣れないが、いわゆるさつま揚げみたいな天ぷらとは少し違って魚の練り物にパン粉をつけて揚げてあるものだった。表面がかりっとしてうまい。さつま揚げ状のものより好みであった。

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ここの立ち喰いはねぎが新鮮でめっぽううまい。通勤客が次々と入ってくるが、食券を出すときにねぎ多めコールをしている人が多かった。さすが常連たち、ワカッテはる。

芸備線9:01みよしライナー乗車。カタカナのイマドキな名前だがキハ40系のディーゼル車だ。上深川までは新しい建売住宅が目につくが段々と田舎らしくなる。

9:50上三田、雨がぽつぽつと落ちてきだす。車内は暖房が少し暑い。途切れることなく農村地帯が続く。向原で何人か降りたらもう車内はガラ空きになった。

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三次で乗り継ぎ、二時間程時間がある。外に出ると雨が小降りになっているのでそのままうろつく。が、すぐに雨脚が強まり結構濡れてしまった。まいったなと思いながら歩いてるとおあつらえ向きにショッピングセンターがある。一階が食料品、二階が衣料品に雑貨というクラシカルな商業施設だ。なにかローカルな商品はないかと食料品売り場を物色。ソースとか焼肉のたれに地元色が出ている。酒売り場にカープチューハイなんてのもあった。カープソースと地元菓子っぽいせんべいを購入。

二階のレストランを覗くと結構なメニューの多さ。特にパフェ類の種類が多い。人の少ないがらんとした町だと決めつけていたが中で食事してる人もそこそこいる。

店の外に出て、雨の中駅のそばまでもどり手ぬぐいですっかり濡れてしまった服やかばんを拭く。外出時にはタオルよりすぐ乾く手ぬぐいが便利だ。駅併設の観光案内所みたいなのの二階にあるお好み焼き屋に入る。

島風お好みの麺を三次名物唐麺に変えられるというのがあったのでそれを注文。唐麺とは要するに辛い味の付けてある中華めんのことなのだが、これが鉄板で焼くとパリッとした食感になりビールに合ってよい味であった。

いよいよ時間が来て備後落合行きの一両編成車に乗車。ロングシート車両の車内は地元客っぽい人は皆無で、乗っているのはカメラや時刻表を手にした、あからさまに鉄道愛好家の方々ばかり。これ、18きっぷシーズン以外は完全に空気輸送なんちゃうの?!

田舎度を増していく車窓を眺めながら行く。備後落合駅に到着、木次線に乗り換えるべく降車すると賑やかに出迎えてくれるおじがいる。何事かと思ったがこのおじは元機関士でどうもこの駅の解説をしているボランティアガイドおじらしい。駅舎の中には古い写真や駅の設備が展示されており鉄道ファンたちは興味津々だ。ガイドおじが昔の駅舎のジオラマがあるから見て行くとよいと言うのでついていくと便所の裏に小さい小屋があり、その中でジオラマの展示や書籍の販売が行われていた。カップめんやお茶のペットボトルも置いていて売り物ぽいがよくわからなかった。ガイドおじの話をふんふんと聞きつつ展示に見入る。鉄オタたちも限られた乗り換え時間で写真を撮ったり資料を見たり慌ただしい。ガイドおじの話によると木次線は案の定廃止寸前、トロッコ列車も来年の運行予定は白紙で風前の灯らしい。車内や沿線の様子を見てさもあらんと思ったが勿論口には出さなかった。それにしてもおじはどこからどうやって通ってきているのだろう。と不思議だったが帰ってから情報を発見。

news.yahoo.co.jp

新見方面に行く列車が来たあとは私の乗る木次行きの列車がやってくる。ガイドおじに見送られて備後落合駅とはお別れだ。寂れきった駅舎で乗り換え時間を過ごすことを想像していたので(そういうのも嫌いじゃないけど)思いがけない楽しいひとときだった。果たして路線が存続している間にまた来られるだろうか。

一体今どのあたりを走ってるのだろう、山間に入り地面には残雪がある。かなり登ってるなと思ったら山が開け赤い橋梁が見えた。おろちループという道路橋らしい。まるで空を走ってるみたいだ。山側の木の標識に標高718米の表記がある。西日本で最も標高の高い場所に位置するという三井野原という駅のあたりは家の屋根が瓦ではなく雪国や山小屋によくある仕様だ。駅のすぐそばにスキー場があるがもう雪も無く営業していないためなんともさびしい。貸スキーや民宿の看板も出ているが集落全体が黙り込んでいるようだ。

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そしていよいよ急峻な上り下りをこなすための三段式スイッチバックにさしかかり、車内の鉄道ファン達がやにわに活気づく。運転士が車両の前後を行ったり来たりして列車を動かすたびに、皆わらわらと窓に群がって線路の様子やなんかを撮影したり外を見張ったり大忙しであった。

 スイッチバックを下りきり列車は出雲坂根駅を過ぎ木次駅へ。このあたりはかつて強大な権力を握っていた出雲の国らしく駅舎に奇稲田姫だのなんとかみことだのの神話の紹介パネルが設置されている。木次駅で少し時間がるので駅の外へ。旧街道でも通っているのだろうか、古い建物が並び旅館もある。居酒屋か何かの店先に名物焼き鯖寿司とのれんが出ている。焼き鯖と言えば福井の専売特許だと思っていたので驚いた。福井のものとどう違うのか食べ比べてみたかったが残念ながら店が開いてなかった。

 途中の出雲横田から地元の乗客が増えて高校生なんかも乗り込んでくる。そして終点宍道駅から山陰本線へ乗り換え、長い長いローカル線行路はひとまず終了。

出雲市へ向かう列車は今までが嘘のように混みあっていてぎょっとした。ちょうど帰宅ラッシュの時間と思われる。出雲市駅に着いてすぐそばのドーミーインにチェックイン。大浴場でサウナに入る。水風呂がかなり冷たかった。雨の中外気浴をすると、ととのい感はないがダウナーな心地よさがあった。外は結構寒く、温かい露天風呂が寛げた。

 

3/13 土曜日

朝5時に起きて朝風呂。サウナはやめておいた。雨が上がってから出るつもりなので8時前まで二度寝。最高。

雨が止んだように思ったのでいそいそとホテルを出るが、なんだ、まだ降っている。バスを待つ間も結構強く降るので心配になる。9時頃の出雲大社行きバスに乗り、揺られているうちにだんだん上がって来て一安心。

出雲大社の鳥居の前は完全に商業ムードだ。伊勢のおかげ横丁のミニチュアみたいなんまである。鳥居をくぐって広々とした参道を歩くと雨上がりの空気が気持ちいい。日は差さないが湿度が高く、大気中の雲未満の水分が風に乗って流れているのがわかる。

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本殿と摂社にお参りしながらひとまわり。後ろに山が控えている神社特有の強い引力みたいなものを感じる。本殿の中ではピーヒャラドンドンと音楽が鳴り、大勢の神官がよくわからないが御神饌か何かをバケツリレーのようにして運搬している。典雅なご神事、というよりは長い年月ひたすら繰り返されてきた営みであると感じた。

社家通りを行ったところに命主社というのがあった。天地万物の根本となる神だそうだ。すぐ先に真名井の水があり飲めるのかと行ってみたがどうも飲用ではなさそうだった。

今日は出雲名物のそばを食べるつもりなので参道に戻り、まだ時間が少し早いので少し離れたそば屋まで歩く。開店少し前に着いたがもう単独の女性と男性が一人ずつ店の前で待っている。駐車場も広くとってあるし、下調べせずに来たが人気店のようだ。

割子そばの4枚を頼む。食べ方がよくわからないがとにかく適当に薬味をのせて、少しずつつゆをかけて食べれば良さそうだ。具はなめこおろし、卵、とろろがそれぞれそば一枚ずつに載っていて最後の一枚は素そばだ。そばは少しごわっとしていて大変美味く一瞬で消すように食べてしまった。かけの一杯でも追加しようかと思ったくらいだが、気恥ずかしいし混みあってきたのでやめておいた。つゆは少し甘めであった。

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出雲大社を後にし、一畑電鉄の駅舎を見物。天井が高くて白い壁にステンドグラスを通した光が映える。一畑電鉄にも乗ってみたいので迷ったが出雲市駅へはバスの方が早い。これから鳥取まで電車移動もあるのでバスで帰る。町中の様子を見られるのでバスだって悪くないはずだ。

出雲市から鳥取へ移動の前に駅中のキャンドゥでビニールのバッグを買う。要らない荷物や買いこんだものを家に送ってしまうためだ。いつも旅行にはモンベルの折り畳みトートを持って行くのだが今回は忘れてきてしまった。鳥取へはすぐ隣の県だが米子で乗り換えて意外と時間がかかる。伯耆大山は曇って良く見えなかった。

ホテルにチェックインしてお風呂。ここは安価なホテルだがロビー等は結構立派で部屋の天井も高い。もとはお高いホテルだったのかも知れない。大浴場のフロアに行くと工事中だったので変な所に間違えて入り込んでしまったのかとびっくりした。お風呂は普通にやっていて無事に入れたが水風呂がなかったのでサウナはパス。脱衣所にタオルがたくさん置いてあって好きに使えるのはアツイ。

今回の旅行は夕飯はコンビニ飯続きだが、一度くらいは外で食べようと町に出る。グーグルで目星をつけていた居酒屋に行くが貸切中の札が。どないしょうかなとうろうろしていると通りすがりのおばさんに○○という店はどこかと訊かれる。そこで誰かと待ち合わせらしいが、なんでよりによってワシに訊くねん。グーグルマップで調べつつ○○はどういう字書くんですかと聞いたらそこまで知らんよォとか言われる。お前が知らんことワシは絶対わからんぞ。しかしこういうことはわりとよくあるのだ。マップで見て多分あっちやと思いますと言って別れたが、後で全然違う方向にその店の名の看板があるのを見つけてしまった。

別の居酒屋に飛び込みで入る。中は結構立派でカーテンで仕切られた半個室みたいなのに案内されて逆に落ち着かない。ビールと魚を注文する。突出しは貝と野菜の煮物で文句は無い。お造り一人前はたこと鰤と鯛とサーモンとはまちが3、4切れずつ入っている。このボリュームで千円はお得だと思う。一緒に頼んだ干しハタの天ぷらが凄く美味しかった。

長居はせず店を出て、やはり物足りなかったので駅前の屋台ずしで少しつまんでからホテルに帰った。

 

3/14 日曜日

朝から良い天気、もう帰る日である。要らない荷物を家に送ってチェックアウトして8:00すなば珈琲でモーニング。店の外の看板に出てたフルーツモーニングが良さそうだったが注文できるのが8:30からなので諦め、オムレツとポテトサラダとスパゲッティがおかずに付いてるやつにした。他にもゆで卵とオレンジとサラダが付いてごはんとパン両方が食べられる。ステーキモーニングなんてのもあったがさすがに頼む度胸はなかった。

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鳥取から浜坂へ、乗り換えて鎧で途中下車。前に訪れたことがあり、車でも来たことがあるがぜひもう一度鉄道で来たい場所のひとつだった。湾と山の狭間の小さな漁村を見下ろし、海に目をやれば赤い灯台がある。なんとも言えない風情のある駅だ。18きっぷのポスターになったのもよくわかる。

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集落に降りて、坂を登り返して神社に寄り、また坂を下りて海際へ行ってみる。今まで気づかなかったが右手に洞門のようなものがある。そっちへ行ってみると板状節理の海岸にでられるのだった。岩の上を歩いて青い海と空を眺めて時間を過ごす。

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海岸はあまり向こうまで行けそうにないのでほどほどで戻る。低いところをかもめが飛んでいる。漁港の、船や漁具を置いてある辺りに行くと全但バスのバス停がある。時刻表を見ると通過予定時刻が近いのでどんなバスが来るのか待ってみようかと思ったが、よく見ると予約制で予約なければバスは来ず、しかも土日祝は運休とあり今日はどのみちバスは来ないのであった。

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集落から駅へ戻り、駅ノートの書きこみを読む。すごくうまい猫のイラストを描く人がいて、何度も来ているようだった。大量に残された書きこみを見ると若者から年配の人まで実にいろいろな人がこの駅を訪れている。自転車で来た人や日本一周中の人、故郷に戻る人、転勤で近くに来た人、うつで療養中の人、吹雪の中旅する人、海が好きな人、就職や進学を控えた人、仕事に行きたくない人、昨日恋人と別れた人、皆それぞれここで何かを思い、また去って行ったのだ。

 きっとまた来る気がする、と思いながら次の列車までひたすらホームから海を眺めて過ごす。退屈。風が少し冷たい。豊岡行の列車がやって来て乗車。いよいよ旅も終盤だ。

豊岡に昼過ぎについて、乗り継ぎがすぐ出るが直帰する理由もないし途中下車してなんか食べることにする。といっても駅近くにこれといった店があるわけでもない。ラーメン屋に入ろうとしたがラストオーダーちょうどの時間で気がひけたのでパスし、どこにでもあるインド(ネパール?)カレー屋でよくあるランチセットを食べた。その後は時間まであてどなくぶらぶら。激渋の銭湯と、古い洋風建築のレストランが印象的だった。

電車の時刻がせまってきたので駅へ。ホームには豊岡らしくカバンの自販機があるが故障中であった。あと意味の分からんコウノトリの絵のついた鐘があったのでつい出来心で鳴らしてみたらめちゃくちゃでかい音がして皆がこっちを見た。

福知山行きに乗るがこのあたりはもう結構な乗車率だ。和田山で人が大勢降りる。播但線の寺前行きに接続しているので乗り換え客が多いみたいだ皆どこに何の用事があって行くのだろう。他人のことなんて何もわからない。福知山で最後の乗り換え、大阪行きの丹波路快速に乗りこみ三泊四日の鉄道の旅は終わった。

3月8日~3月10日 日が長くなる・大岩が岳

3/8 月曜日

午前中買い物に出た帰りに六甲山を軽くドライブ。やっぱり歩いて登りたいな。

夕方、図書館に延滞している本を返しに行くが思いきり遠回りしていく。庭先に梅、水仙、雪柳が咲いている。少しだけ甲山の麓を散策。もうだいぶ日が長いので余裕がある。

道中お腹が空いたせいか、やたら甘いものが欲しくなってかばんに入ってたチョコを食べたうえに自販機のお汁粉とミルクティーまで飲んでしまった。

 

3/9 火曜日

千苅湖畔の大岩が岳へ。何度も行ったことがあるが低山ゆえの穏やかな眺めが楽しめてお気に入りの山である。10時、JR道場から線路を渡り千苅ダムへ。途中クライミングのゲレンデの下を通る。今日もクライマーが岩に挑んでいるのが見える。私はお気楽なハイキングなのでもっと先へ。東山橋を渡り、道が未舗装となり山へ入っていく。山へ続く分岐の先に道がもう少し続いているので覗いてみるとなんと民家があり表札が出ている。どうやら人が住んでいるようだ。

そっと引き返して歩き続ける。送電鉄塔の修繕でもするのだろうか、木が広く切り払われたところに出る。新名神の高速道路や百畳岩方面を眺める。

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ハイキング道はゆるいアップダウンを繰り返し、まるで散歩のような雰囲気だ。この山は枝道が多くときどき分岐が出てくるが、迷っても狭い山域なのでそう心配はない。ゆるい登りでMTBの人が追い越していく。

るんるんと歩いて山頂直下まで一時間半程。少しだけの急な登りをこなせばもう山頂である。すぐ下に千苅の湖面が穏やかな様子を見せている。三田の駅前やニュータウン、羽束山、大船山も見える。南に目をやれば生野高原住宅、この間訪れた畑山の電波塔が見えてその向こうは六甲山だ。

山頂では先客の三人組の女性がランチ休憩をしているが、そのなかの一人がキンキンとでかい声で誰かの悪口を喋り続けていてやかましくて仕様がない。誰だかは気が強いがもめると黙り込む癖がある、それがムカつくねんとか言っている。何だか知らんがせっかくの山の風情が台無しだ、こんなところで飯が食えるか。先の東大岩岳まで歩を進めることにする。

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下って登り返し、大きな露岩を巻いて登れば東大岩岳のピークだ。少し狭いが眺めも良く、時折風に乗って先程のババアの声が届く以外は申し分ない。ここで昼休憩にしよう。寒さも和らいだことだしラーメンを作って食べようと調理道具を出し、用意にかかろうとするが、なんということか、ガス缶あらへんやんけ!!!リュックに入れるのを忘れてきてしまったようだ。一本満足バーチョコボールの昼食になってしまった。荷物の点検を怠ったせいです、あ~あ。

味気ないが非常食でのエネルギー補給を済ませ、すぐ先に見えている馬の背に行ってみる。山頂からすとんと下って露岩帯を15mほど歩けばすぐに先のピークに到達する。ここで行き止まりかと思っていたが、松の茂みに目印テープがあり先に続いているようだ。滑りやすい激下りを木に掴まって下ると尾根道が続いている。そのままテープを追って進んでいったが、南西に降りて行ったかと思うと目印も踏み跡もわからなくなってしまった。しばらく周りを探索してみたが地面の柔らかい急斜面に手掛かりは見つからない。深追いはやめて引き返した。帰ってからネットで調べたがこれといった情報は見つからず。

来た道を戻って、大岩が岳山頂手前の分岐で西側の道に入ってみる。ここから丸山湿原方面にも行けるようだ。低山ゆえに見通しが効かず、方向感覚がつかめない。途中シダの多い区間を通り、だだっ広い砂地を横切って小川のそばに出て、そのままダムのすぐ下に出た。この出口は前に来たことがある。それに行きで通った道とどこかで交差しているはずだがわからなかった。石造りの美しいダムを見てから駅へ戻る。途中の畑で白菜の花が咲いていた。

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駅前の商店で缶ビールを買って電車を待つ。次は道場駅から南方向の、千畳岩から名塩への道を行こうか、それとも未探索の道を探そうか。

 

3/10 水曜日

花粉がひどい。薬を規定量の三倍飲んでしのぐ。薬の用法として良いか悪いかでいうと悪いに決まってるだろうが仕方がない。

 夜レッスン。宿題が出る。

 

3月1日~3月7日 ロミオとジュリエット・日生

3/1 月曜日

星組ロミオとジュリエット観劇。

3列サブセンという良い席であった、私はロミジュリの群集芝居が好きなのでその迫力が間近で味わえて大変良かった。特に二幕の抗争(?)の場面の、ティボルトとマーキューシオが煽り合って、お互いの心が追いつめられて殺意が増幅していく場面は観ていて息が苦しくなるほどだった。

楽曲も好きなナンバーだらけなので本来の生オケで鑑賞したいところだが残念ながら未だ叶わない。それでも大劇場は録音演奏とはいえ音響が良く、また歌もダンスも今回非常に高レベルだったので物足りないということはない。特に秀でた誰かがレベルを引き上げているというのではなく、全員がしっかりとした力量と熱量を備えているがゆえの仕上がりだと思った。

デュエットダンスは難易度が高い振付を何事もないかのようにこなしていて感嘆しきり。

あと前から思っていたが舞空瞳さんと英真なおきさんは顔が似ていると思う。

 

3/2 火曜日

久しぶりに雨がしっかり降る。

朝からハロワ。これで給付終了ですとの事。歯医者だったら今回で終わりと言われたら嬉しいんだけどなぁ。

鶏と菜の花のカレー作製。最近カレーに葉物を入れるのが好きだ。

昼を過ぎて雨足が弱くなり、夜は冷え込む。

 

3/3 水曜日

朝派遣会社から昨夜勢いで応募した案件について電話がかかってくる。話が進めば来週月曜から行くことになる。早っ。というか勤務開始日見てなかった。

午後スペイン語の復習するも仕事の件で気が散って集中できない。

 

3/4 木曜日

18きっぷで西へ。遅めに出たので電車が混んでいる。姫路駅で駅そばに入る。ごぼうの磯部揚げトッピングがうまそうだが券売機のボタンに×がついている。この時間はやってないのかもしれない。目先をがらっと変えてチーズ駅そばを注文。溶けたチーズを絡めつつ食べる。和風だしの汁気の多いカルボナーラと言う感じで悪くない。

姫路から播州赤穂へ。トイレに行きたくなったが車内のトイレがずっとふさがってるのではりま勝原で途中下車。駅外の公衆トイレを借りる。トイレットペーパーを手に持った婆さんが女子トイレから出てきて男子トイレに入っていった。清掃員風の服装でもないし掃除道具も持っていない。便所紙泥棒かもしれない。入った個室にペーパーはあったがたいてい置いてあるはずの予備のものがひとつもなかった。疑惑が深まる。

急ぐ旅でもなし、せっかくなので駅周辺をひとまわりする。新しく開発された街らしく、戸建て住宅が整然と並んでいる。マックスバリュとジョイフルがある国道がすぐそこを通っている。車さえあれば生活は便利なところかもしれない。

駅に戻って再び乗車し、播州赤穂で乗り換え。なんと福山まで直通で行ける普通列車で、思わずこのまま福山まで行ってしまおうかと思うが、予定通り日生で下車。

のどかな駅前は前に来た時と何も変わっていないように見える。西に歩くと小高い丘があり、頂上には展望台があるらしい。まだ11時過ぎだし登ってみることにする。登り口に行くと何やら電気工事をしている。高所作業用車で道は完全に塞がっている。警備の女性が登られますかと聞いてくるので、ハイ行けますかと言うとちょっと待ってくださいと言い、作業員に歩行者ですと言いに行った。作業員は高所作業をしている人に歩行者だと声をかけて作業を止めて、どうぞ通ってくださいと言ってきたので恐縮してしまった。お礼を言いつつ作業の横をすり抜け、坂道を登って行くと軽自動車が降りてくるではないか。様子を見ているとさっきの作業員があと10分はかかると車に言っていた。待つしかあるまい。

坂道は軽自動車が上がるくらいなのできれいに舗装されて歩きやすいがまあまあ斜度がある。少し暑くなりながら登っていくとトイレがあり、その先に電波塔、その先が目指す展望台だった。日生の湾が一望できてなかなかの眺めだ。案内板には目の前に見えている島々の説明が書かれている。目の前の大きな島には鹿がたくさんいるらしい。遠くに見える、斜面に建物がぽつぽつと立っている奇妙な島は別荘島だそうだ。

瀬戸内特有の島がぽつぽつと浮かぶ海の景色はなんとも心が凪いで行くようだ。ぼんやりと日がな一日眺めていられそうな心持だが、若い女の子二人が登ってきたのをきっかけに下り始めることにした。下まで降りるとさっきの工事はもう終わっていた。

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登り口に戻りさらに西に行き、重厚なコンクリづくりの役場を通り過ぎて漁港に出る。国道を外れて古い路地に入るとカキオコの店がいくつかある。どこでもそう変わりはないと思うのだが、数年前に来たことのある、ほりという店に行くことにする。ここはカキオコのカキ増量オーダーが出来るからだ。

店に着くと10人ほどが順番待ちをしている。丁度混む時間帯になってしまったか。店の前に順番待ち表があるので記入して待つ。続々と客がやってくる。とても細い路地だが駐車場もあるので車でやってくる人も多い。

30分くらい待ってようやく入店。注文は並んでる間に訊きに来てくれた、増量カキオコだ。ちなみに倍増もできる。メインの鉄板で焼き上げたものをチリトリみたいなやつで各自の鉄板に持ってきてくれる。カウンター席なので色々な注文が目の前で焼きあがるのが見られて楽しい。カキは10個くらい入っていたと思う。キャベツもたっぷりなので重くなくてうまい。隣の中年男性二人連れはカキオコ一つずつに、カキ入り焼うどんとカキ入り焼き飯をシェアして食べていた。食べている途中ポケットの中でスマホがブルブルと振動した。昨日の仕事の話だろうけど、飯食ってるときは出ないよ。

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店を出て町中を散策。特になにかあるわけでもないが、うねうねとした細い路地に古い家々が密集している、こういう町を目的無く歩き回るのが大好きだ。神社に寄ると黒白猫がいたが近づくと逃げてしまった。

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駅に戻る道を歩いているとベンチつきの東屋があったのでさっきの電話をコールバックする。仕事は別の人に決まったそう。少しほっとしてしまっている自分がいる。

駅が近づいてきて、さて岡山まで行くか、姫路に戻るか。先に来るほうの電車に乗ろう。自分で物事を決めないのはとても楽だ。駅に着いて時刻表を見るとどちらの電車にもあと一時間近く時間がある。播州赤穂行きのほうがわずかに早く来るので、それまでKindleに入ってる本を読んだりぶらぶらしたりして待つ。

やってきた電車に乗って、播州赤穂で姫路行に接続。姫路に着いてまだ時間も早いので無駄移動をしようと姫新線で播磨新宮まで行く。乗客は高校生がほとんどだ。学校の多い沿線なのだろうか。終着駅の播磨新宮では特に外へは出ず、そのまま姫路へ折り返しただけだがディーゼルカーの音と振動にひたることができて良かった。今度は播但線に乗りたい。

姫路の地下街に降りて居酒屋を冷やかしていると、焼き鳥屋のメニューに生肝の文字があるのが目に飛び込んでくる。思わず店に入りビールと生肝、ひねももたたきでゆっくりする。ハイボールと焼き鳥三本を追加して店を出た。

 

3/5 金曜日

午後に派遣会社と電話面談。一件話を進めてもらうことにする。

夜レッスン。前出来なかった事が少しできるようになった。

 

3/6 土曜日

ラナンキュラスの蕾が沢山上がって来てうれしい。ぼやぼやしてるとすぐに桜も咲くのだろう。

少し大きめの町中用リュックを買ったのでいろいろ物を入れてみる。30リットルだが、これなら三泊くらいまでの旅行でも余裕がありそうだ。欲を言えば雨蓋の裏に収納がほしかったかな。

スペイン語のクラス。夜はまだまだ冷える。

 

3/7 日曜日

夕方散歩に出ただけで特に何もせず。

菊芋のスパイス炒めを作製。