4月19日〜4月25日 花見遊山

4/19 月曜日

御在所岳へ。新名神下りて鈴鹿スカイラインの途中にある駐車場へ。平日の朝も早よから結構な人出だ。車を停めたところでトイレに行きたくなってしまい、携帯トイレを使うか物陰を探すか迷ったが、地図を見たところ少し先の武平峠まで行けばトイレがあるようなので再度車を出してヘアピンカーブの道を走り、用を済ませて戻ってきた。

目指す山の中腹のロープウェーの白い鉄塔が良く目立つ。いくつものルートがあるようだがもっともメジャーと思われる中道から登山開始。よく見かけるコバノミツバツツジの他に黄色みの淡いピンク色のツツジが咲いている。たしかアケボノツツジだ。丸っこいフォルムの花はほのぼのとして牧歌的、平和的、うららかな春にぴったりの花だ。

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わりと急だが歩きやすい道を登る。駐車場より鉄塔が少しだけ近くなった。ところどころ地面が濡れている。昨日はロープウェーも運休、伊吹山の道路も通行止めになっていたし、この辺はかなりの荒天だったみたいだ。
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御在所と言えばの奇岩が次々に現れる。巨大な岩のオブジェはなかなか写真に収まりきらない。想像を超えてくる自然の造形に驚きながらの登り、退屈するひまなんてない。眺望もよくなってきて隣の鎌が岳などがよく見える。しかし情けないことに鈴鹿の山々は詳しくないので山座同定がほとんどできない。霊仙は西南稜が特徴的なのでわかるのだが・・・。
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右側が谷底まで落ちたキレットを通過し、鎖場を下る。険しく見えるが手がかり、足がかりが多く簡単に降りられる。でも人が多いので落石には要注意だ。難なく降りたがもっと先に行ったところの鎖でトラバースするところは足場がすごく狭くてとまどった。

ガレ場を登っているときに、鎖のボルトにサコッシュの紐をひっかけて切れてしまった。何年か前の山と渓谷誌に付録でついてきたものだがなかなか使い勝手がよく愛用してきた品だ。とりあえず要るものをポケットに移動させて負傷のサコッシュはザックにしまう。

もう山頂は近いはずだが急な登りが続く。山容を見れば想像つくがなかなかの急登続き。整備された山頂公園に出た。伊勢湾方向の眺めが開けているが空気が霞んでいる。黄砂だろうか。登山口からゆっくり歩いて二時間程。短時間だが見どころ多し。

こちらのピークではなく小さなスキー場を横切った向こうが山頂らしい。ロープウェーだ登ってきた人も何人か散歩している。登山者と観光者が混在しているところは六甲山に似ている。山頂までリフトに乗って行くのにも魅かれたけど寒そうなので初志貫徹、きっちり歩いて行くことにする。10分ほどで山頂の三角点に到着。琵琶湖は霞んでほとんど見えなかった。

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11時頃風が冷たいので上着を羽織って山頂公園へ戻り、展望レストランでお昼。名物御在所カレーうどん950円。魚介の出汁が強い。他にも色々メニューがあるが唐揚げ定食1600円はべらぼうに高いと思った。
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時間も早いし隣の国見岳に足を延ばそうと思うが道が見つからない。何か勘違いしているのか、地図を見ながらうろうろするがよくわからず諦めて山頂を周遊。御嶽教の建物や長者が池を見た。山頂はほとんど人工物の世界だが笹が広がって穏やかな雰囲気が感じられるところもあった。

帰りは表道を選択。表、と言うくらいだから主要なルートなんだろうけど誰もいない。やはり中道がダントツ人気なようだ。下山路の入り口でシジュウカラが間近でツツピーツツピーと鳴いていて、全然逃げないのでお腹の黒い模様もよく見ることができた。春の山の主役は鳥と花だ。

静かな森の中を下りて行くが地面がザレてかなり歩きにくい。沢に沿うようになり一度渡渉する。滑りやすい地面に苦戦続きだが小さな青と白の可愛い花が沢山咲いている。帰って調べたらハルリンドウというらしい。
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ハルリンドウを心の救いに、大の苦手のザレザレ、ズリズリの斜面を下りきり、百間滝の看板を見つける。木々の向こうをすかして見れば一体何メートルあるのか、すごい落差の大きな滝だった。滝壺までは行けないのかしらん。

滝が見えるところからはすぐでドライブウェイに出た。山肌の新緑を楽しみながら車道をつらつらと下って駐車場に戻る。朝私が発ってからまだまだ車が増えたようで路駐も出ている。早めに来て良かったわいと思いながら湯の山温泉に下り、温泉街を抜けると近鉄湯の山温泉駅があった。駅前には小さな商店があり田舎町の感じである。すぐ近くのアクアイグニスという日帰り温泉へ。やたらおしゃれなデザイナーズスパ銭であった。パン屋やレストランが併設されイチゴ狩りなんかもできるらしい。車は多かったが浴場はそう混んでおらずゆっくりできた。

帰りはせっかくなので新名神には乗らず、鈴鹿ドライブウェイを滋賀側に抜けて帰った。

 

4/20 火曜日

午前中少し出かけて、午後からは青野ダムの沼で泥まみれになった靴を洗ったりサコッシュを修理したり。

漫画アプリで前にKindleで少し読んでた柳沢きみおの「大市民」を見つけたので読む。山形先生の主張(老害風味のへんこ)はわかったりわからんかったりなんだけど「美味しーー!!」が見たくて読んでしまう。あとお酒を何でもかんでもロックにして飲むのがなんかツボだ。

 

4/21 水曜日

予定が無くなってしまったので家でだらだらと山の情報を調べたりする。郵便を出すついでに散歩したら毛虫が多かった。去年もたくさん発生してたが今年も当たり年かもしれない。ちょっとやだな。

 

4/22  木曜日

6時前に出発、桂川PAで何か食べるつもりが食堂が工事中で開いていない。湖西道路を通って白髭神社の横のセブンイレブンでサンドイッチの朝食。マキノへ向かい、有名なメタセコイア並木を通り抜けてマキノ高原キャンプ場着。

広い登山者用駐車場に停めて、8時からキャンプ場の中を登山口へ。平日だが時は大キャンプ時代、テントを張っている人がそこかしこにいる。晴天でぐんぐん気温が上がる。キャンプ場奥の登山口から入山、しばらくは階段が続きちょっとしんどい。階段を登りきるとなだらかな道になる。

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思ったよりずっと花が多くてテンションが上がる。御在所ではツツジに見とれていたがこの山は足元に咲く可憐な花が多い。特にイワカガミがそこらじゅうに群生している。ブナの自然林も新緑が美しく、とてもいい時季だ。途中、ブナの枝の向こうに目指す明王の禿が見えるところがあった。
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良い山だなーと嬉しくなりながら登り、ブナの木平に着く。広く開けた平地には立派な東屋がある。さらに進むと左手に沢があり、ここもイワカガミの大群落。それにカタクリの花も咲いている。カタクリはもっと早春のイメージで、今咲いてるとは知らなかったので思わぬ出会いだった。
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花に新緑の森にと、見る方向すべてが楽しい登山道。調子もペースも上がっていくのがわかる。ブナの森を抜け傾斜が緩やかになる。だいぶ頂上に近づいて来たらしい。植生が変わり、低い曲がった木が多くなり冬の厳しさを思わせる。

高浜原発の方から電気を送ってきているのだろうか?、猫耳鉄塔が建ち並んでいる。琵琶湖の水面が霞み、その向こうに伊吹山と霊仙山が見える。粟柄越に到着、北側はもう福井県美浜町である。とういことは北側の送電鉄塔北陸電力の管轄なのだろうか?

大きな岩にはめ込むように安置されたお地蔵さんがあり、よく見ると三面の顔とたくさんの腕を持っていた。
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10時過ぎに赤坂山山頂に到着。強い風が吹き抜けて少し寒い。遠くに南北に大きな白山が見えた。霞んでいるかと思って諦めていたので嬉しい。そのまま明王の禿に向かう。
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風化した花崗岩がダイナミックな明王の禿。滑りやすい砂地で、崖に近づくのは怖い。崖の北側には安全に通れる道がある。カタクリやスミレが咲き、淡いピンク色のイワウチワが登場しだす。少し下って三国山へと向かう。

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ここからはイワウチワの大群落が続き、しかもまさに今が満開だ。つくづくいい時に来られた。コブシの白い花もまだ残っている。あっちを向いてもこっちを向いても花、花、花。山頂へ登るすぐ手前で黒と白のホシガラスほどの大きな鳥が飛んでいたが何なのかよくわからなかった。

最後ちょっと急な登りを終えたら三国山山頂着。あまり広くないが風も吹かないのでラーメンとセブンで買ったおにぎりの昼食。食べていると行きしに追い抜いた女性二人組がやって来て去り際に少し話す。お二人は愛知県の人で一人は花、もう一人は鳥に詳しいらしい。満開の花々にとても喜んでいた。鈴鹿やアルプスに熟練しておられるようだが六甲山にも行ってみたいとのこと。是非来てくださいと言って先に立ち去る。名前も何も聞かず、またどこかでと言って別れる山での出会いは嫌いじゃない。

東をよく見ると白山の南に真っ白い御嶽山が見えていた。
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来た道を赤坂山まで戻る。これだけの花の名山、結構人が来ている。粟柄越から高島トレイルを寒風へと向かう。木のない枯れた原っぱの中に道があるようなもので、歩いていてめちゃくちゃに面白い。北に目をやれば若狭の町と海が見えたので驚いた。小浜の西あたりだろうか。琵琶湖と日本海が同時に見える。情報量が多い。
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枯草ばかりのようだがカタクリとスミレががときどき咲いている。アップダウンを繰り返して寒風に着く。ここからはマキノキャンプ場への下りだ。森林帯に入るとイワカガミが咲いている。本当に花の多い楽しい山だ。
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スギの木のエリアほとんど無く、ほぼ全部が自然林なのも良い。やがて冬はゲレンデになるキャンプ場に降りてくる。最初から最後まで花だらけ、春満喫の山行だった。

車にザックを置いておふろセットを持ってキャンプ場内の温泉施設へ。少し古いが快適なお風呂。出がけにさっきの二人組にまた会ったのでお疲れ様でしたと言い合った。ぷらぷら駐車場に戻る途中売店があったので覗いてみると、薪やカップ麺に虫よけ、などの他に折り畳みテーブルや焚火台なんかも売ってたのでびっくりした。

 

4/23 金曜日

夕方イオンのモンベルへ。ストックのカムロックがゆるゆるになってしまったので修理案件かと思って持って行ったが、カムロック部分の部品をかぱっとやってクルクルっとすれば締め直せるのだと教えてもらった。無印で化粧水とリネンの夏セーターを買って帰る。

 

4/24 土曜日

服の入れ替え、整理など。鶏とひよこ豆のカレーを作製。

 

4/25 日曜日

新穂高ロープウェーの土産物屋で買ったクロユリの球根を去年植えたのが咲いた。白山で見るのより花が小さいが、本当に咲くのか半信半疑だったので嬉しい。西洋オダマキも紫と黄色の花を付けている。